【どのくらいの遺産があると相続税がかかってくるのか? 】 |
相続税の課税最低限は、相続人3人の場合で8000万円! |
財産を相続した場合には、原則として相続税が課税されます。ただし、正味財産(財産から負債を差引いた純財産)が基礎控除額(課税最低限として定められた免税額)以下の場合には、相続税はかかりません。 |
【相続税の基礎控除額はどのように計算するのか?】 |
次の算式により計算した金額が基礎控除額です。 5,000万円 + 1,000万円 × 法定相続人の人数 |
(例題) 相続人が 妻と子供2人の場合の基礎控除額の計算 |
○基礎控除額・・5,000万年+1,000万円×3人(妻・子供2人の合計)= 8,000万円 | ||||||||||||||||||||
従って、相続人が3人であれば正味財産(財産から負債を差引いた純財産)が8,000万円を超える場合でないと相続税が課税されません。 相続人が4人であれば、9,000万円、相続人が5人であれば、1億円超の正味財産がなければ相続税は課税されません。 ちなみに、全国で相続税が課税される相続の割合は5.3%に過ぎません。 被相続人100人のうち、相続税が課税されるケ−スは5.3人だけなのです。 意外と相続税が課税されるケ−スが少ないと思われた方は、多いのではないでしょうか。 |
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【相続税は、どのくらいかかってくのでしょうか?】 | ||||||||||||||||||||
相続税の税率は、超過累進税率になっています。(10%〜70%) | ||||||||||||||||||||
配偶者については、税金が安くなる特典があります。(遺産の半分または1億6千万円までは無税で相続できます) | ||||||||||||||||||||
(例題)相続人は妻と子供2人の場合の相続税(基礎控除額は8,000万円) 遺産分割・・ 妻が半分相続し、残りを子供が均等に相続する |
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平成10年中に相続税が課税された相続の件数は全国で49,526件ありました。そのうち遺産5億円超の大型相続は5,124件で全体の10.3%に過ぎません。 |
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